「真田一族」をつなぐまちづくりシンポジウム

NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会

2010年11月17日 15:33

真田三代というと幸隆、昌幸、信之・幸村 であるが、幸村人気によって真田と言えば上田が思い浮かぶのが一般的になっています。幸村の兄信之の沼田や上田での働きや、上田から松代へ移されて以降250年にわたり真田家を存続する基盤を作った信之の功績はあまり評価されていません。
また真田ゆかりの地沼田や上田、松代のつながりもまだ十分ではありません。そこで沼田、上田、松代の三つの城下町を結び、真田一族ゆかりの地が連携してまちづくりを行っていくきっかけを作るために下記の要領でシンポジウムを開催します。

―沼田、上田、松代の三つの城下町を結ぶ―
「真田一族」をつなぐまちづくりシンポジウム
歴史上の人物の足跡を訪ね、より深く知ることで、その人物がより好きになるといいます。人物を育てた地域、風土に親しみ、それらにまつわる名所旧跡をまわり、より深く知ることで、その土地や人々が好きになっていく。真田氏の城下町でも、そうした真田ファンが増えてきています。
そこでこの機に、真田氏の城下町として知られる沼田、上田、松代の三つの町から、講師をお招きし、シンポジウムを開催。真田三代(幸隆、昌幸、信之・幸村)や十勇士、小松姫など「真田一族を活かしたまちづくり」について語っていただき、情報を交換したり共有したりしながら、今後の活動に活かしていきたいと考えています。また、訪問者を温かく迎え、何度も繰り返しこの地を訪れたくなるような気持ちを持って帰っていただくためには何が必要なのか等についても交換できればと思っております。趣旨をご理解いただき、ご参加ご協力のほどよろしくお願いいたします。


開催要項
日時 11月27日(土) 13:30~15:30
会場 松代大英寺(小松姫の御霊屋が本堂です)
第一部 基調講演 
「真田一族を活かしたまちづくり
池波正太郎が描く真田一族の魅力」
講師 土屋郁子さん(池波正太郎真田太平記館館長)
土屋郁子さんプロフィール
長野県茅野市生まれ。上田市の「社会教育大学」創設を機に、池波作品に傾倒する。平成9年に「池波正太郎真田太平記館」の設立準備に関わり、平成12年4月~平成13年12月館長に就任、平成19年に再就任し現在に至る。館の企画展以外に「池波正太郎真田太平記館in大阪城天守閣」展(平成19年7月28日~9月2日開催)に携わる。著書に『和田村と文学』(和田村教育委員会)、共著に『池波正太郎が残したかった「風景」』(新潮社)、『上田市誌―上田の風土と文学』(上田市誌編纂委員会)、『千曲川ものがたり』(郷土出版社)など。



第2部シンポジウム
シンポジスト
石川美智広氏(沼田観光協会事務局)
河合良則氏(上田原町一番街商店会理事長
鎌倉法弘氏(松代大英寺住職)
丸山一平氏(紙でつくる甲冑教室事務局)
コーディネーター宮沢博氏(2010松代イヤー実行委員会事務局長)

参加費 無料

主催 NPO法人夢空間松代のまちと心を育てる会
共催 2010松代イヤー実行委員会 

お問い合わせ 026・278・1277 真田シンポ係(NPO法人夢空間事務局内)



・沼田市 沼田城建設推進の会
四百年前にあったとされる『沼田城』を新たな観光の拠点として、また郷土の誇りとして甦らすため、観光協会が中心となり建設推進運動を提起。利根沼田市内の各団体に呼びかけ「市民の会」を立ち上げ、建設に向けた募金活動等を開始した。また、沼田市観光ガイド協会のメンバーが、戦国時代真田氏の居城、五層の天守閣を有した沼田城址公園や、17世紀の町屋造り生方家住宅などの見どころ案内を行っている。

・上田市 「日本一の兵 真田幸村公放映の実現を願う会」
「日本一(ひのもといち)の兵(つわもの) 真田幸村公放映の実現を願う会」(会長・母袋創一上田市長)は、上田市を中心に昨年11月に結成され、幸村大坂城入城400周年となる平成26年までに、ドラマ実現の夢を果たそうと活動中。また、豊かな自然の城下町 歴史ロマンの薫る道を歩こう!など「真田幸村ロマンウオーク」(同実行委員会)なども多くの参加者を集めて行われている。
・長野市松代町
松代藩真田十万石祭り、松代城築城四五〇年、真田邸新御殿整備完成、樋口家、前島邸一般開放、佐久間象山生誕二百年(2011)など、真田十万石の遺産を生かした取り組みが行われている。また、お庭拝見、城下町ウォーク、旧町名復活を考える活動など、広く市民サイドからの取り組みが行われている。

・松代大英寺 
松代藩初代藩主真田信之公奥方小松姫菩提寺

・紙でつくる甲冑教室 真田ゆかりの上田や大阪の、紙でつくる甲冑グループとの交流を通じて松代でも紙でつくる甲冑教室を開催、真田十万石まつりに出陣







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